塗装工事によってできること、できないこと 【まとめ】

塗装工事を行うことにより、建物自体が持つ問題を改善できる場合があります。ただ、塗装工事だけでは限度があることは確かなので、完全にその問題点を解決するのであれば、塗装工事とともに、問題の根本的な原因を取り除かなければなりません。

塗装工事での問題解決には限度がある

外壁塗装 多治見

外壁を塗装することで、建物に現状、発生している問題を改善することは可能です。最近の塗料は非常に高性能で、さまざまな機能性を備えるものも次々と登場しています。これまでの外壁用塗料は、水分の遮断など、基本的な機能性のみを備えるものが多かったのですが、現在は遮熱・断熱塗料なども販売されていて、人々の注目を集めています。ただ、そんな人々の期待とは裏腹に、塗装だけで熱の問題を解決しようとしても、そこには限度があります。問題の原因を取り除かない限り、塗装だけで解決するのは無理です。

塗装工事で可能なこと

外壁塗装 多治見

それではここからは、塗装工事で可能なことをご紹介します。限界があるとはいえ、最近の塗料は機能性にとても優れています。

遮熱・断熱

直射日光が窓から差し込むと、室内の温度はぐんぐん上がります。それを防ぐためにフィルムを張っている方もいらっしゃると思います。同様に、直射日光が壁面を照らし続けると、やがて室内の温度も上がるため、ここに対策をすることで室内温度の上昇を抑制できるかもしれません。これを実現したのが遮熱機能を持つ塗料です。遮熱機能を持つ塗料は、赤外線を反射することで、壁面の温度上昇を抑制します。
同じような機能を持つ塗料に断熱塗料があります。断熱塗料は、赤外線を反射するのではなく、熱伝導のスピードを遅くすることで、温度上昇を抑制するという考えの下で作られています。断熱塗料には、主に熱伝導性の低いセラミックが使用されています。セラミックは陶器の材料ですから、その効果は皆様も想像できるのではないでしょうか。

エコフレンドリー

最新の塗料は、時代を反映してか、エコフレンドリーなものがとても多いようです。光触媒を使用した塗料は、空気中に漂う有害な物質を分解する作用を持っています。水素と酸素からなる有害物質は、その酸化力で塗装の表面を傷める原因になるのですが、光触媒はこれを無害化します。

防水・排水機能の回復

防水・排水機能は、塗料のもっとも基本的な機能です。塗料は、経年によりゆっくりと劣化していき、塗料にもよりますが、約10年もすれば、その機能のほとんどは失われてしまいます。そのために塗り替えの目安が約10年とされているのです。塗装により防水・排水機能を回復させることで、建物を健康な状態に保てます。

美しい外観の回復と防汚・防カビ

もちろん、塗装の大きな役割に、この美しい外観の回復が挙げられます。防水・排水機能が低下すると、塗装面に汚れが滞留します。カビやコケが発生してしまう場合もあり、こうなってしまうと壁面が黒や緑になり、とても美しい状態とはいえません。
塗り替えに使用する塗料には、カビやコケを防ぐ成分が含まれているので、美観の回復とともに、防汚・防カビ効果も期待できます。

塗装工事で不可能なこと

外壁塗装 多治見

最近の塗料には多くの機能性が備えられているとはいえ、塗装工事をしても解決不可能なことはあります。

建物自体の防水や雨漏りの修復

塗料には、防水や排水という基本的な機能が備わっています。しかし、これはあくまで下地となるモルタルなどの建材にまったく問題がない場合の話です。下地に問題がある場合は、いくら塗装しても水分はどんどん内部に浸入してしまいます。建材のヒビの上から塗装しても、根本的な解決策にはならないので、たとえばここから水分が浸入して雨漏りが発生していたとしても、これを修復することは不可能です。

外壁材のひび割れの修復

同様に、外壁材にひび割れが発生している場合も、塗装で修復することは不可能です。非常に細かいミクロのキズなら弾性塗料でなんとかなっても、0.5mm程度のキズでも塗料では修復できません。これらの修復は、塗装とは別の修復工事として行う必要があります。
「外壁のキズは無料で直します」という業者も存在しますが、そもそも別の工事として行う必要があるので、信用してはいけません。

機能的に注意すべき点

外壁塗装 多治見

塗料には、ご紹介してきたように先進的な機能を持つものもあります。ただ、その機能をフルに発揮したとしても、その効果は限定的な範囲でしか感じることはできません。

エアコンがいらなくなるほどの効果はない

断熱塗料や遮熱塗料は、ご紹介したように赤外線を反射したり、熱伝導を遅らせたりすることで外壁から室内へと伝わる熱を妨げます。しかし、この塗料の力をもってしても、夏場の強烈な日ざしから完璧に建物を守り、熱をシャットアウトすることは不可能です。
中にはこれらの塗料を外壁に塗ることで、エアコンいらずの生活ができるとお考えの方もいらっしゃるようですが、さすがに塗料にそれだけの効果はありません。しかし、ある程度の節電にはつながると考えられます。断熱や遮熱は冬場の室内の保温にも役立ちますが、夏場同様、エアコンは必要です。

結露が完全に防げるわけではない

断熱塗料や遮熱塗料を外壁に塗ることで、住宅内外の温度差が少なくなりますので、当然、結露は減ります。住宅で結露が発生しやすい代表的な場所(建具)といえば、窓やサッシなどです。これらに塗料は塗れませんので、いくら外壁に断熱・遮熱塗料を使っても、結露は発生します。

塗装工事中のおねがいごと

外壁塗装 多治見

ここからは、塗装業者からお客様への注意点です。塗装工事中はお客様にご迷惑をおかけすることになります。2週間程度は不自由な思いをさせてしまいますので、以下の点に注意していただければ幸いです。

工事中は出かけてOK

意外に多くのお客様が気にされるのが「工事中の外出」についてです。これに関しては、まったく問題ありません。外壁の工事は建物の外側のみですから、作業の確認などを除き、特に我々業者に対応していただく必要はありません。2週間も家を空けられないのではそれこそ大迷惑になってしまいます。

防犯対策は万全に

防犯対策は万全にしてください。塗装工事中は家を取り囲むように足場を設置します。窓、そしてサッシは必ず施錠してください。足場があることで、泥棒が入りやすくなっているからです。場合によってはガラス部分に飛散防止フィルムなどを張ってもいいでしょう。

洗濯物は外干しできません

塗装工事中は洗濯物の外干しは不可能です。足場を組んでしまうため、外干しすると洗濯物に塗料が飛び散ったり、ニオイが付着したりする可能性があります。そのため、ご迷惑をおかけしますが、室内に物干しスペースを作る、コインランドリーを利用するなどの対策を考えていただくことになるでしょう。

工期は延びる可能性あり

塗装工事は、残念ながら天気の影響を受けやすい工事です。順調に進めば、一般的な広さの住宅なら10日から14日ほどで作業を終えられますが、雨が続く場合は作業を中断せざるをえないため、工期が延びる可能性があります。また、修復の必要な箇所が増えるなどの原因で、作業の進捗に遅れが出ることもありますので、あらかじめご理解いただければと思います。



まとめ

小林塗装は、多治見市やその周辺地域で外壁塗装工事を請け負っている職人気質の工務店です。多治見市内の塗り替え工事なら、地域の気候や建物の特性を熟知している地域密着型の当店へ、ぜひご依頼ください。